誕生!『余市ルーム』 札幌東急REIホテル
札幌市の中心部にある札幌東急REIホテルにこの夏、余市の魅力が詰まった『余市町コラボルーム』が誕生しました。
お部屋は余市のフルーツや果樹園のパネルに、赤・青・白のYoichiタータン柄のクッションや、余市の名物をあしらったオリジナルのトートバッグで彩られています。
余市の人と風土の物語をお伝えする余市ストーリー。今回は余市から足を伸ばした番外編、札幌市内に誕生した『余市町コラボルーム』のお話。札幌東急REIホテル マーケティング担当の坂上諒さんに、お部屋誕生までのお話を伺いました。
地域と繋がる仕事を
「きっかけはSDGsの取り組みをこのホテルでもできないか?という流れになったことです。」と坂上さん。SDGsとは『Sustainable Development Goals』の略称で、自然保全や気候変動対策、地域連携などの17の目標と169のターゲットを設定し、『持続可能な社会の実現』を目指す取り組みのことです。
「弊社でも手指消毒台や客室内のカップをプラスチック製のものから有機資源を用いたリユースカップに変更したり、ランチブッフェの野菜や果物に道産のものを使うなどの取り組みをしてきました。
そんななかで、より北海道内の地域と繋がる仕事をしていきたいという思いから、『地産地消』をテーマにしよう、となりました。社員でアイディアを出し合ったところ『余市のフルーツをテーマにした部屋ができないか』、という案が出てきたんです。」
ホテルでは以前から『ラーメン山岡屋』とのコラボレーションルームなど、様々なコンセプトルームを展開してきたそうです。
果物狩りの楽しさを伝えたい
そこで坂上さん達は実際に余市町内を視察。観光ルートを巡り、ニトリ観光果樹園で果物狩りを体験しました。坂上さんは紋別市のご出身。旭川や小樽で過ごしましたが、余市で果物狩りをするのは初めてだったそうです。
「果物って面白いなと思いました。さくらんぼだけでも種類がたくさんあって驚きました。旬の時期も味も違うんですよね。果樹園の方にご案内頂き、『この木のさくらんぼが特に美味しいんですよ』と教わって、その美味しさに驚きました。その後休日に、子供と果物狩りに来て再び楽しみました。この楽しさをお客様にも体験して頂きたいですね。」
「お部屋に入った時に余市の雰囲気を知って頂いて、『余市ってこんな感じなんだな』とお部屋でイメージして、実際に果物狩りに行って頂けたら。道内の方はもちろんですが、東京など遠方からいらっしゃる方にも、北海道の余市町のいいところを知って頂けたらと思っています。ホテルから余市までの送迎バスはございませんが、ホテルでレンタカーを予約すると、ホテル前に車を運んできてくれるサービスもあります。」
余市の宝物と、ホテルスタッフの皆様の想いが詰まった『余市ルーム』。
宿泊プランはりんご狩りシーズンの10月下旬まで展開の予定です。