2021年 6月 18日
どのリンゴがおいしいの?
「どのリンゴがおいしいの?」
お客様からよくいただく質問です。
あまいリンゴが好きですか?
さっぱりとしたリンゴが好きですか?
リンゴは日本全国に約2,000種類の品種が栽培されているといわれ、
余市町内でも10種類以上の品種のリンゴが栽培されています。
それぞれ独自の特徴を持ったリンゴ、選ぶのはなかなか難しいですよね。
ここでは、エルラプラザで販売しているジュースに使われているリンゴの特徴を図にしました。
※このチャートは当協会の主観たっぷりで作成しています
通常、ジュースは品質を均一に保つために濃縮還元といい果汁から水分を取り除いた後に水を加える方法で作られます。一方、エルラプラザで販売しているリンゴジュースの多くは果汁100%のストレートジュースです。
リンゴそれぞれの特徴を活かして果汁をミックスし飲みやすく作られたジュース、リンゴの味が楽しめる品種ごとのジュース、
これは飲み比べがとても楽しい!
あまいジュース、さっぱりとしたジュース、甘酸っぱいジュース、自分好みのジュースを探してみませんか?
文・イラスト 余市観光協会
ちょっと余談。
「北のフルーツ王国よいち」
北海道でも有数の果樹生産地の余市町。余市町の果樹栽培の歴史は『りんご』から始まりました。
明治4(1871)年、旧会津藩士が余市町に入植します。翌、明治5(1872)年、開拓使が入植者たちに、アメリカから取り寄せたリンゴなどの苗木を配布しました。
明治12(1879)年、畑の隅に植えたリンゴの木に花が咲き、実をつけました。
日本で初めてリンゴの栽培に成功しました。
さらに、北海道内でも比較的温暖な気候で、昼夜の寒暖差が大きい土地であることも、余市町を果樹生産地へと後押ししました。昼夜の温度差があると、昼は成長し、夜は寒さから身を守るという過程を繰り返しながら植物は成長します。すると、実の引き締まった、糖度の高いりんごになるのです。
このように始まった「北のフルーツ王国よいち」の歴史は、150年の月日を経て、イチゴ、サクランボ、プルーン、ブルーベリー、もも、なし、ぶどう、りんごと季節折々の様々な果樹が実る街となりました。
そして今では、日本有数のワイン用ぶどうの産地として注目を集めることとなりました。